昨年は頭差2着と涙を飲んだ
ナカヤマフェスタ(牡5歳、美浦・二ノ宮)が、2年連続で世界最高峰の舞台、仏GI・
凱旋門賞(10月2日、ロンシャン)へ挑戦することが正式に決定。16日、二ノ宮師が明らかにした。
今年は同じく
凱旋門賞に登録済みの僚馬
ナカヤマナイト(牡3歳)を伴い、8月10日に成田空港から出国。現地では昨年同様、トニー・クラウト厩舎で調整されることになった。
前哨戦には昨年と同じくフォワ賞(
ヒルノダムールも参戦)を蛯名とのコンビで予定。ナイトは主戦の柴田善が騎乗し、3歳限定のニエル賞を予定。その結果次第で
凱旋門賞か、ドラール賞出走かを決めることになる。
当初、フェスタは
凱旋門賞のあと、11月に米
チャーチルダウンズで行われるブ
リーダーズC・ターフに出走するプランもあったが、「日程的に厳しいし、馬主さんの“日本でも(レースを)見たい”という意向もあり、
凱旋門賞のあとは国内のレースに使うことになった」と、
ジャパンC(11月27日・東京)や
有馬記念(12月25日・中山)への参戦が視野にあることも明かした。
現在フェスタは美浦トレセンで、ナイトは美浦近郊のドリームファームでそれぞれ調整中。「フェスタは体が立派になっているし、元気いっぱいだね。ナイトはダービー(4着)のレース中にケガを負ったが、だいぶ良くなった。今月末には帰厩させる予定」と、悲願へ向けて気持ちを盛り上げている。
提供:デイリースポーツ