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皐月賞、伏兵ダイワメジャー快勝

  • 2004年04月18日(日) 15時45分
 18日、中山競馬場で行われた皐月賞(G1、芝2000m)は逃げ宣言のマイネルマクロスが出遅れ、メイショウボーラーが逃げるという意外な展開。直線に入ると、M.デムーロ騎手騎乗で2番手追走の10番人気ダイワメジャー(牡3、美浦・上原博之厩舎)がメイショウボーラーに並びかけ一気に突き放し、外から追い上げる1番人気コスモバルクを1.1/4馬身抑えて優勝した。2馬身差の3着は逃げたメイショウボーラー。4着コスモサンビーム、5着にミスティックエイジ。2番人気のブラックタイドは最後方からの競馬で16着と大敗した。勝ち時計は1分58秒6(良)で、02年にノーリーズンが出したレースレコードに0秒1差、史上2位の好タイム。単勝配当は3,220円、3連複20,610円という高配当になった。

 勝ったダイワメジャー父サンデーサイレンス、母はクイーンC(G3)など重賞4勝のスカーレットブーケ(その父ノーザンテースト)、全姉にダイワルージュ(新潟3歳S、桜花賞3着)などがいる血統。昨年12月28日の新馬(芝1600m)でデビューし2着。年明けの未勝利(ダート1800m)で勝ち上がり、500万下4着、スプリングS(G2)で3着に入り出走権を獲得してここに臨んでいた。芝では初勝利。通算成績は5戦2勝。1勝馬の皐月賞勝利は50年のクモノハナ以来54年ぶり6頭目、芝未勝利馬は88年のヤエノムテキ以来2頭目の勝利。サンデーサイレンス産駒は昨年のネオユニヴァースに続き、2年連続6頭目の勝利となった。

 鞍上のM.デムーロ騎手は昨年もネオユニヴァースで勝っており、小西喜蔵(41、42年)、渡辺正人(58〜60の3連覇)に続く史上3人目の皐月賞連覇。02年にもタイガーカフェで2着しており、皐月賞は連対100%。G1はネオユニヴァース皐月賞日本ダービーに続く3勝目で、重賞通算9勝目。今年は4月3日からの短期免許だが、ネオユニヴァースで制した大阪杯(G2)に続いて、3週間で2つ目の重賞勝利となった。管理する上原博之調教師はJRA・G1初勝利で、同馬の全姉ダイワルージュで制した新潟3歳S以来の重賞6勝目。

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