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アーネストリーは来年、凱旋門賞へ/宝塚記念

  • 2011年06月27日(月) 12時00分
「第52回宝塚記念・GI」(芝2200m)は26日、阪神11Rに16頭で争われ、2番手を追走した6番人気のアーネストリーが、直線で力強く抜け出し、後続を完封。2分10秒1のレコードタイムでGI初制覇を飾った。1馬身半差の2着は直線外から伸びた1番人気のブエナビスタ、3着は中団から差を詰めた3番人気のエイシンフラッシュ。なお、2番人気に支持されたルーラーシップは5着に敗れた。

「絶対に勝ちたいと思っていた」。佐藤哲の笑顔がはじける。「前向きな気持ちを殺さないように乗った。後ろを引きつける間もなく、レコードだから。強かった」。2分10秒1は、コスモバルク(04年セントライト記念)と並ぶJRAレコードタイ。同じ年にタップダンスシチーの背で、自身が刻んだレースレコードも1秒塗り替えた。

 佐々木師はホッとした表情を見せる。「タップのときとは違う感覚。この馬は苦労が多かったからね」。3カ月以上の休養を5度も経験しているように体質の弱さに悩まされてきたが、ようやく万全の仕上げがかなった。苦難を乗り越え、充実にたどり着いた姿に目を潤ませる。

 凱旋門賞の第1次登録も終えているが、海外挑戦は先送りとなった。今後について師は「札幌記念(8月21日・札幌)から天皇賞・秋(10月30日・東京)へ。凱旋門賞にはすごく行きたいが、直線が長いと飽きちゃう馬。長い直線を試してから。凱旋門賞は来年に」と次なる目標に目を向ければ、佐藤哲も「オーナーの夢も聞いているし、僕の夢もある。(凱旋門賞挑戦が)来年になっても行くチャンスは出てきた」と力強くこぶしを握った。本格化した6歳馬のV街道は今、始まったばかりだ。

提供:デイリースポーツ

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