スティーブ・アスムッセン調教師と彼が手がけて年度代表馬の栄誉を獲得した女傑レイチェルアレクサンドラ(Rachel Alexandra)に加え、ゼニヤッタ(Zenyatta)とラモン・ドミンゲス(R.ドミンゲス)騎手が今年新たに競馬の殿堂ナショナルミュージアムへの加入を認められることとなった。
4者とも現代カテゴリーでの選出で、8月12日にニューヨーク州サラトガスプリングスのファシグ・ティプトン・セールパビリオンで顕彰式が行われる。
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レイチェルアレクサンドラ(父メダグリアドーロ(Medaglia d'Oro)、母ロッタキム(Lotta Kim)、母父ロアー(Roar))は2009年に年度代表馬と最優秀3歳牝馬に選出され、通算成績は19戦13勝2着5回、獲得賞金は350万6730ドルを記録した。ケンタッキー州生まれで、デビュー当初はハル・ウィギンズ調教師が手がけていたが、2009年のケンタッキーオークスを20・1/4馬身差で圧勝したのを受けてトレードされると、以後はスティーブ・アスムッセン調教師が管理した。
プリークネスステークスにおいてレイチェルアレクサンドラは、ケンタッキーダービー馬マインザットバード(Mine That Bird)を下し、1924年以来となる牝馬による制覇を達成。その後はマザーグースステークスを19・1/4馬身差で勝利し、ハスケルインビテーショナルステークスではベルモントステークス勝ち馬サマーバード(Summer Bird)を6馬身差で圧倒、ウッドワードステークスでは古馬たちを倒して劇的な勝利を飾って2009年シーズンを終えた。
ゼニヤッタ(父ストリートクライ(Street Cry)、母ヴェルティギニュー(Vertigineux)、母父クリスエス(Kris S.))は通算成績20戦19勝2着1回、獲得賞金730万4580ドルを記録し、4度選出されたエクリプス賞のうちのひとつは2010年の年度代表馬だった。ケンタッキー州産馬のゼニヤッタは2005年の1歳馬セールで6万ドルで落札された。現役時はジョン・シレフス調教師が管理し、殿堂入りジョッキーのマイク・スミス(M.スミス)騎手が20戦のうち17戦に騎乗した。ゼニヤッタは2010年の年度代表馬のほか、2008年から2010年にかけて3年連続で最優秀4歳以上牝馬にも選出されている。
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(Blood-Horse 4月25日)
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