24日、皐月賞(G1)を制したダイワメジャー(牡3、美浦・上原博之厩舎)の全兄スリリングサンデー(牡8、美浦・矢野進厩舎)が急遽種牡馬入りしたことが判明した。繋養先は北海道・門別のブリーダーズスタリオンステーション。

　スリリングサンデーは父サンデーサイレンス、母はクイーンC(G3)など重賞4勝のスカーレットブーケ(その父ノーザンテースト)という血統で、全弟妹にはダイワメジャーのほかに新潟3歳S(G3)を制したダイワルージュなどがいる。

　同馬は現役時代、栗東・伊藤雄二厩舎からデビュー。デビュー戦でシンボリインディ(99年NHKマイルC制覇)を退け、4戦目の福寿草特別(500万下)ではナリタトップロード(99年菊花賞)、トゥザヴィクトリー(01年エリザベス女王杯)を破るなど、早い時期から素質を開花させたが、若駒S(OP)2着後に骨折が判明し長期休養。2年2ヶ月振りの復帰戦となった京都の条件戦(500万)でいきなり勝利を挙げ、その後も3着1回を挟んで5戦2勝、2着3回の快進撃。しかし、01年鳴滝特別(1000万)1着後に再び長期休養。美浦・矢野進厩舎に転厩し、03年5月に復帰するも勝ち星に恵まれず、03年8月の博多S(8着)が最後のレースになり、現役を引退していた。供用開始は種畜検査の関係により5月中旬以降になる予定。