すでにメルボルンカップの招致リストの筆頭である“スタージャパニーズステイヤー”キタサンブラックが日曜のG1・天皇賞を逃げ切り、その地位を確かなものにした。
(中略)
レーシングヴィクトリアの国際スカウトであるリー・ジョーダンはキタサンブラックをメルボルンカップ参戦のためオーストラリアに招致したい意向を持っているが、清水久詞調教師が手掛ける4歳馬にとってはハンデ重量が最大の問題となる可能性が高い。
ジョーダンはキタサンブラックが菊花賞を勝った際に招致を希望しており、天皇賞の勝利でフレミントンに招致したいというその思いは高まった。
「キタサンブラックは日本の演歌歌手(北島三郎)が所有していて、この馬が菊花賞を勝ったら観客のために歌うと約束している」と、ジョーダンは昨年11月にRacing.comに語っている。
■リー・ジョーダン
キタサンブラックだけでなく、伝統的なジャパニーズブルースの歌手である北島三郎を国歌斉唱のために招致できれば、ハイライトになるかもしれない、と私は考えています。
(Racing.com 5月1日)
【補足】
キタサンブラックがメルボルンカップに行くと北島三郎の国歌斉唱もあるかも、という話題です。
日本では阪神大賞典でゴールドシップの2着などがあったものの、決してトップホースではなかったアドマイヤラクティが前哨戦のコーフィールドカップで58kg、前哨戦勝利を受けた本番のメルボルンカップでは58.5kgと、ともにトップハンデだったのが記憶に新しいところです。
世界的に見て長距離最強決定戦である天皇賞・春を勝ったキタサンブラックであれば、59kgかそれ以上を覚悟しないといけないでしょう。なかなか実現は難しそうですが、“馬を射んとせば先ず将を射よ”とばかりに、国歌斉唱の名誉でオーナーを動かせるでしょうか。
- ネタ元のURL
- https://www.racing.com/news/2016-05-01/kitasan-black-takes-tenno-sho