2004年に競馬殿堂入りした「タケシバオー」を生んだことで知られる北海道新冠町の競走馬生産牧場「競優牧場」が、札幌地裁浦河支部から破産手続きの開始決定を受けたことが17日、分かった。決定は4月21日付。
破産管財人によると、債務額は約3億円とみられる。2年以上前から滞納が続き不良債権になっているとして、同町の金融機関が3月、破産手続きの開始を申し立てた。
競優牧場では今年2月、放牧地で2頭のサラブレッドが射殺される事件が発生。道警によると、いずれも1歳の牡馬で、ライフル銃の薬きょう4個が、うち1頭の近くに散乱していた。道警は銃刀法違反などの疑いで捜査している。
(スポニチアネックス 5月17日)
【補足】
2月のニュースはタレコミニュースでも紹介されています。
新冠町で競走馬2頭を誤射か
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=5553&type=2
牧場は事件の前から経営難で、競走馬の射殺事件が直接の原因というわけではなさそうです。
(有)競優牧場の各種成績
http://www.jbis.or.jp/breeder/0000000974/
こちらの成績では、2000年前後までは活躍馬を定期的に出していたようですが、その後は2011年の毎日杯勝ち馬で日本ダービー3着のマイネルフロストくらいと不振だったことがうかがえます。歴史ある牧場が破産手続きに追い込まれたのは残念です。
- ネタ元のURL
- http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2016/05/17/kiji/K20160517012605000.html