1日、米国・
チャーチルダウンズ競馬場で、雨の中94年以来の不良馬場で行われた第130回
ケンタッキーダービー(米G1・ダート10f)は、セントアヴェリル St Averil、
ウインブルドン Wimbledonの2頭が取り消し18頭でゲートイン。
ライオンハート Lion Heartが先手をとり、直線では道中2番手集団に付けていたス
マーティージョーンズとの叩き合いとなり、直線4分どころ付近で
ライオンハートを交わしたS.
エリオット騎手騎乗のス
マーティージョーンズ
Smarty Jones(牡3)が後続を突き放し優勝。デビューから7連勝で、77年のシアトルスルー
Seattle Slew以来、27年ぶり5頭目(15年Regret、22年Morvich、69年
Majestic Prince、77年
Seattle Slew)の無敗の
ケンタッキーダービー馬誕生となり、レベルSとアーカンソーダービーの勝者にかけられた500万ドル(約5億5000万円)のボーナスも獲得した。勝ちタイムは2分04秒06(不良)で、過去10年では最も遅いものとなった。2.3/4馬身差の2着に
ライオンハート、3着に
インペリアリズム
Imperialism。ブルー
グラスS(米G1)の勝ち馬ザクリフズエッジ
The Cliff's Edgeは5着。
ス
マーティージョーンズは
父Elusive Quality(
その父Gone West)、
母I'll Get Along(
その父Smile)で、近親に
バジー(
デラウェアH-米G1)がいる血統。昨年11月にデビュー以来、2着に7.3/4馬身、15馬身、5馬身と圧勝続きで連勝。前走のアーカンソーダービー(米G2・ダート9f)で初重賞制覇を達成していた。