30日、那須種馬場で繋養されていた
ロイヤルスキー(牡30、
父Raja Baba)が30日老衰のため死亡していたことが判明した。
同馬は、父が80年の北米リーディングサイアーにもなった
Raja Baba、母Coz O'
Nijinsky(その父
Involvement)という血統。母の名の通り、英三冠馬
Nijinskyの近親で、牝系には
アレミロード(本邦輸入種牡馬)などもいる。現役時代は、ローレル・フューチェリティ(米G1、ダート8.5f)、レムゼン(米G2、ダート9f)、ヘリテッジS(米G3・ダート8.5f)などを制していた。通算成績14戦8勝。
種牡馬として78年から米国、80年から日本で供用され、代表的な産駒としては、90年
桜花賞(G1)を制し
オークス(G1)2着の
アグネスフローラ(牝17、
母アグネスレディー)、83年の
エイコーンS(米G1)を制した
スキーゴーグル
Ski Goggle、86年
クイーンS(G3)を制し同年
エリザベス女王杯(G1)3着の
ロイヤルシルキー(牝21、
母モミジ)、85年朝日
チャレンジCを制した
ワカオライデン(牡23、
母オキワカ)、85年
オールカマーを制した
アサカサイレント(牡22、
母サイレントペイント)などが出ている。03年に種牡馬を引退。後継種牡馬には
ワカオライデンがおり、95年4歳牝馬特別(G2)を制した
ライデンリーダーや、
トミケンライデン(
全日本サラブレッドC)など地方で多くの活躍馬を輩出。
母の父としても優秀で、繁殖牝馬となった
アグネスフローラからは00年ダービー馬
アグネスフライト、01年
皐月賞馬
アグネスタキオンが出たほか、
スキーゴーグルの仔
スキーパラダイス(
父Lyphard、ムーランドロンシャン賞)、
エアジハード(
父サクラユタカオー、
安田記念)、
ジョウテンブレーヴ(
父ダンシングブレーヴ、
マイラーズC)、
マイネルブリッジ(
父ルション、NHK杯)など多くの活躍馬を出している。