JRAは18日、10月2日(日)にフランスのロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(仏G1)に出走を予定していた
ヴィクトワールピサ(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が、左後肢に跛行を発症したため、同レース及びフォワ賞(仏G1)への出走を取りやめることになったと発表した。
同馬は昨年の
皐月賞(GI)、
有馬記念(GI)に加え、今年は日本調教馬として初めてドバイワールドC(首G1)を勝利する快挙を達成。現地時間9月11日に行われるフォワ賞への出走を目指し、10日にフランスに到着したばかりだった。
【角居勝彦調教師のコメント】
「私もフランスに滞在していた到着翌日の曳き運動、また次の日のハッキング運動は元気に調教をこなしてくれましたが、8月13日(土)の坂路調教後に左後肢に跛行を発症していることが分りました。獣医師に診断をしてもらいましたが、左飛節に炎症があることがわかり5週間程度の安静が必要との診断を受けました。
凱旋門賞を目標として調整してきましたので、非常に残念ですが、ベストな状況で出走できない状況となり、出走を取りやめることにしました。今後については日本に帰国後に症状等もみて、オーナーと話し合いたいと思います」