日本からの刺客・エイシンヒカリはイスパーン賞での印象的な勝利により、プリンスオブウェールズステークス向けのタイムフォーム調整レイティングでトップに立った。
この勝利で通算12戦10勝を挙げたエイシンヒカリはシャンティイでの走りで133のタイムフォームレイティングを獲得し、130のポストポンドを超えて現時点でヨーロッパで最高のレイティングを持つ馬となった。
(中略)
エイシンヒカリはこれまでは良馬場で結果を出していたが、シャンティイの重馬場でもまったく問題がなく、その結果として10月の凱旋門賞のためにシャンティイに戻ってくるのではないかという憶測が流れている。
しかし、調教師である坂口正則はすぐさまそれを退けた。厩舎のスターが2400mの距離延長に挑むことは認め、アスコット後に帰国させる意向であることを明かした。
(以下省略)
■坂口正則調教師
エイシンヒカリはアスコットに出走し、凱旋門賞への遠征は彼にとって日程的に長過ぎるものになるので、その後は日本へ帰国させるでしょう。
(TIMEFORM 5月26日)
【補足】
タイムフォームがエイシンヒカリに133のレイティングをつけたというニュースですが、後半の坂口師のコメントは日本のニュースになっていないようなのでこちらで紹介します。
予定どおりといえば予定どおりですが、ヨーロッパで無双してくれそうな圧勝だっただけに、なんだかもったいない気もします。秋は天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念の古馬王道路線に照準を合わせていそうですね。
ちなみにタイムフォームレイティングは先日132をつけたレーシングポストレイティングと同じく民間レイティングで、133はかなり高いものの歴史的名馬の域ではない(135以上がそれに相当する)という感じです。
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