現地時間21日、仏・
ドーヴィル競馬場で行われたモルニ賞(2歳牡牝、仏G1・芝1200m、7頭)は、L.デットーリ騎手騎乗の1番人気ダビルシム
Dabirsim(牡2、仏・C.フェルランド厩舎)が、重賞2勝馬ファミリーワン Family Oneに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分10秒00(良)。
勝ったダビルシムは、
父ハットトリック、
母Rumored(
その父ロイヤルアカデミーII)という血統の仏国産馬。6月11日のフランスでのデビュー戦を10馬身差で圧勝後、3連勝で前走のカブール賞(仏G3・芝1200m)を勝利してここに臨んでいた。通算成績4戦4勝(重賞2勝)。
同馬の
父ハットトリック(
父サンデーサイレンス)は日本で出走し、栗東・角居勝彦調教師の管理の下05年
香港マイル(香G1)、05年
マイルCS(GI)を勝利。通算21戦8勝(重賞4勝)の成績を残した。
07年に引退し、08年から米・ウォルマックファームで種牡馬入り。豪州やアルゼンチンにもシャトル種牡馬として導入され、現在はウォルマックファームで繋養されている。現2歳が初年度産駒。
モルニ賞は過去に
ヨハネスブルグ(01年)、
Zafonic(92年)、
アラジ(91年)、
Machiavellian(89年)、
Blushing Groom(76年)など後の名馬が制した歴史あるレース。ダビルシムの今後のさらなる活躍が期待される。