7日、今年のスプリングS(G2)を制し、前走皐月賞(G1)では2番人気に支持されるも16着に大敗していたブラックタイド(牡3、栗東・池江泰郎厩舎)が、左前浅屈腱炎を発症していることが判明した。全治に関しては現在未定。

　ブラックタイドは、父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア(その父Alzao)という血統。半姉には昨年、デビューから5連勝で03年スプリンターズSに駒を進めた(4着)レディブロンド(父Seeking the Gold)がいる。

　03年12月、阪神芝2000mの新馬戦で武豊騎手を鞍上にデビュー戦を飾り、続くラジオたんぱ2歳S(G3)では1番人気に支持されたがコスモバルクの4着に敗退。年明けの若駒S(OP)を快勝し臨んだきさらぎ賞(G3)では、直線早めに先頭に立つもマイネルブルックに差され2着。前々走のスプリングSでは横山典弘騎手を鞍上にこれまでとは一変した後方待機策で快勝し、初重賞制覇を飾っていた。皐月賞も後方待機のレースをしたが、見せ場なく16着に終わっていた。通算成績6戦3勝。騎乗騎手はスプリングS以外全て武豊騎手。