ケンタッキー州農務省は6月29日、同州の牧場で繋養された馬43頭に第二級の動物虐待があったとして、調教師のマリア・ボレルとその父のチャールズ“チャック”ボレルを起訴した。

ケンタッキー州の獣医師によると、チャックは勾留されてマーサー群保安官事務所に引き渡され、マリアの逮捕令状が発行された。

ケンタッキー州法によると第二級の動物虐待は軽犯罪に相当する。

(中略)

6月上旬から、農務省職員はボランティアやネグレクトで健康を害した馬たちの世話をする団体と協力してきた。

馬の窮状については、チャックとその娘で昨年のBCスプリント勝ち馬ランハッピー(Runhappy)を管理したマリア・ボレルに牧場の土地が貸与されていたことが、マーガレット・ランサムの記事に記載された。なお、マリアはBC勝利後に馬主から調教師の任を解かれ、馬主の代表者に対して訴訟を起こしている。

(中略)

月曜日（6月27日）に獣医師のチームが馬を検査し、翌日には高いレベルでの治療を必要とすると診断された6頭の移送が行われた。評価では3頭が衰弱、10頭が低体重、14頭が適正体重、8頭が過体重だった。

(以下省略)


【補足】
今回の件で寄付を募るページ　※閲覧注意
https://www.gofundme.com/AbandonedHorseFund

7月1日12時現在で現在22000ドル以上の募金が集まっているようです。

マリア・ボレル調教師はわずか3頭の管理馬からBCスプリント勝ち馬を出して話題になりましたが、翌日に突然管理を外されています。

BCスプリント制覇の女性調教師、翌日に解雇
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=5336&type=2

なにがあったんだろう、と当時思いましたが、ひょっとしたらその時点でいろいろやばい噂が馬主の耳に入っていたのかもしれませんね。

ちなみにケンタッキー州の軽犯罪は懲役刑が最長で1年みたいです。

ネタ元のURL

http://www.bloodhorse.com/horse-racing/articles/212868/borells-charged-with-animal-cruelty