現地時間2日(日)、仏・ロンシャン競馬場で第90回
凱旋門賞(3歳上、仏G1・芝2400m)が行われ、日本の
ヒルノダムールは好位4〜5番手を進んだが10着、後方追走の
ナカヤマフェスタは11着に終わった。
勝ったのは中団待機から直線で鋭く伸びたA.
シュタルク騎手騎乗の
デインドリーム Danedreamで、
シャレータ
Shareta(仏)に5馬身差をつけ圧勝した。勝ちタイムは2分24秒9(良)。さらにクビ差の3着にはス
ノーフェアリー
Snow Fairyが入り、上位3頭を牝馬が独占。1番人気
サラフィナ Sarafinaは7着、昨年の勝ち馬
ワークフォース Workforceは12着に終わった。
勝った
デインドリームはドイツの3歳牝馬。5月の伊
オークスで重賞初制覇を飾ると、7月のベルリン大賞では古牡馬相手に5馬身差の圧勝でG1初制覇。続く前走・バーデン大賞でも6馬身差の圧勝を見せており、この勝利でG1・3連勝となった。
ドイツ所属馬の勝利は75年シュターアピール
Star Appeal以来36年ぶり2頭目。3歳牝馬の勝利は08年ザルカヴァ
Zarkava以来3年ぶりとなる。なお、
デインドリームは日本・社台ファームの吉田照哉氏が権利の半分を所有しており、今後の動向が注目される。
【勝ち馬プロフィール】
◆
デインドリーム(牝3)
父:Lomitas母:Danedrop母父:デインヒル厩舎:独・P.シールゲン
通算成績:12戦5勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:11年バーデン大賞(独G1)、11年ベルリン大賞(独G1)、伊
オークス(伊G2)