一発を狙う
ダノンミルは、栗東CWで4F61秒6-44秒6-12秒3。前に
ターゲットとなる馬を置きながら、ゴール前で半馬身かわす内容だ。騎乗した浜中は「変に集中力を欠くところがある。だから併せ馬の形で、ラスト1Fをサッと伸ばしたんです。ええ、最後まで集中していましたよ。4角ではうなる感じ。馬の気配はいいですね」。精神面にアプローチした調教は吉と出た。
藤原英師は「まあ人気しないし、いろんなことをやった方がいいやろう。持久力があるから距離は平気。それにこの馬は意外性も持っている」とニヤリ。完敗のレースが目立つ一方で、春の
若葉Sでは12番人気でVを挙げた。誰もが驚く激走を再び狙う。
春の実績馬が巻き返しへ虎視たんたん。
サダムパテックは栗東坂路で4F69秒8-52秒0-17秒3。その後、DPを軽く流した。「思った通りに仕上がった。落ち着きもある」と西園師は状態に自信をのぞかせる。未知の距離にも不安はない。「今回は岩田もやたらと出来を褒めていた。折り合いは問題ないし、こなせると思う」と最後の1冠奪取に意欲的だった。
提供:デイリースポーツ