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小桧山調教師 ゴリラ写真集出版

  • 2016年07月22日(金) 20時22分
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 ゴリラが大好きな調教師がいる。本業は競馬なのに、ゴリラだ。好きすぎて、8月5日にゴリラの写真集を初めて発売する。

 小桧山悟調教師(62)。11年東京新聞杯など重賞3勝のスマイルジャックなどを管理し、今年で厩舎開業20年。調教助手時代を含めると35年もの間、競走馬に携わってきた。

 それなのに、なぜゴリラ? 父親の転勤に伴い、中学卒業後、高校2年生までナイジェリアで生活。併設する大学の中に動物園があり、ゴリラの子供を毎日見に行ったそうだ。「飼育員の人が連れてきてくれたんだ。ゴリラを触ったことのある人なんていないだろう? 見ているだけで幸せ」。すっかりとりこになった。

 帰国後は東京競馬場近くの大学に進学し、馬術部をへて競馬の世界に。馬を育てる傍らで、ゴリラに対する憧れは消えなかった。本業の合間に全国の動物園に足を運び「国内のゴリラは全部見た」。転機が訪れたのは3年前。親友の死去がきっかけで43年ぶりにアフリカへ行き、野生のゴリラと念願の対面。「そのうち用事をつくって行くようになっちゃったんだ(笑い)」

 この4年間で通うこと計8回。小学生の頃からの趣味だというカメラを手に、標高2000〜3000メートルの山を往復3〜6時間かけて登り、野生のマウンテンゴリラを撮影してきた。「慣れないと高山病になるし、山の中は暗くて撮影が難しい。最初のうちは1回で使える写真が5枚だった」。経験を重ねるごとに腕は上達し、次々とナイスショットを撮れるようになった。

 ひと足早く写真集を見させていただいた。とにかく表情が豊かでかわいい。脚が細くて毛並みがツヤツヤなサラブレッドはカッコいいけれど、どことなく人間的で、哀愁漂うゴリラにも親近感が湧いた。
ネタ元のURL
http://www.hochi.co.jp/horserace/20160721-OHT1T50195.html

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