アザムール(Azamour)産駒で引退して間もないカヴァートラブ(Covert Love)が日本の吉田勝己が率いるノーザンファームに購入された。
取引は共同オーナーでカヴァートラブにまつわる物語の中心人物であるヒューゴ・メリーとナーヴィックインターナショナルのエマニュエル・ド・セルーの間で行われた。
カヴァートラブは2013年の1歳馬セールで2万6000ユーロで購入され、昨年のアイリッシュオークスでヒューゴ・パーマー調教師に初のクラシックの栄冠をもたらした。さらにはロンシャン競馬場で行われたオペラ賞でジャッジトップ(Jazzi Top)をアタマ差で下して勝利。通算8戦5勝、獲得賞金50万668ポンドで競走生活を終えた。
ノーザンファームに今回購入されたカヴァートラブは、昨年11月に280万ドルで購入されたブリーダーズカップフィリー&メアターフ勝ち馬ステファニーズキトゥン(Stephanie's Kitten)を含む、拡大著しいハイクオリティな繁殖牝馬グループに加わることとなる。
吉田兄弟は獲得賞金で世界一の種牡馬である最も輝かしい繋養馬ディープインパクトを擁する社台スタリオンステーションを所有し、そのサンデーサイレンス産駒がカヴァートラブの最初の配合相手になると見られている。
■ヒューゴ・メリー(共同オーナーの1人)
私たちは12月のセールまで待とうかと悩みました。しかし、彼女は我々7人による所有で、悲しいことにこれは必ず売ると事前に取り決めていたケースでした。
アザムールは優良なブルードメアサイアーとして頭角を現しており、クラシックウィナーであり複数のG1勝ち馬でもあるその娘が見過ごされるはずもありませんでした。
(以下省略)
■エマニュエル・ド・セルー(仲介エージェント)
明言するには時期尚早ですが、ディープインパクトと交配する可能性はあります。勝己氏は繁殖牝馬グループに加えるべく常にトップクラスの牝馬を探していますし、カヴァートラブは傑出した牝馬で素晴らしい馬体の持ち主です。
(RACING POST.com 7月23日)
【補足】
ディープの嫁がまた1頭。カヴァートラブは今年も現役続行予定で、エイシンヒカリが出走したプリンスオブウェールズステークスが目標でしたが、レースの数日前に繋靱帯炎で引退しています。
- ネタ元のURL
- http://bloodstock.racingpost.com/news/bloodstock/covert-love-sold-to-northern-farm-in-japan/2124396/