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ひだかTRセール、SS産駒が5000万円超え

  • 2004年05月26日(水) 15時54分
 25日、日高育成牧場で「ひだかトレーニングセール2004」が開催された。2歳馬65頭(牡35頭、牝30頭)が上場、42頭(牡28頭、牝14頭)が売却。総取引額は5億1072万円(前年比69%増)で、平均売却額1216万円(前年比20%増)、売却率は64.6%(前年比21.14%増)と盛況で、ここ数年の売上げ減少に歯止めをかけた。

 最高落札価格は、サンデーサイレンス産駒リュウタロウ(牡)で、東京都の西山和義氏が5302万5000円で落札した。リュウタロウは、母オステアアンティカ(その父A.P.Indy)という血統で、半兄に新潟2歳S(G3)3着のアウトディスタンス(父カーネギー)がいて、ベガ(オークス-G1、桜花賞-G1)、アドマイヤベガ(日本ダービー-G1)、アドマイヤドン(フェブラリーS-G1)の近親。

 他に、ハーモニカの2002(牡・父クロコルージュ)を(株)デルマークラブが4672万5000円で、コミュニケーション14(牡・父バブルガムフェロー)を(株)RRAが2835万円で、英国ダービー馬ハイライズ High Riseを輩出している牝系を持つフォーリアの14(牝・父ダンスインザダーク)を、“イシヤク”の冠名で知られる瀬戸良三氏が1134万円でそれぞれ落札している。

 有力馬主では、“マイネル”や“コスモ”で知られるビッグレッドファームがロモーラの14(牝・父フジキセキ)を2625万円など計2頭を、“テンザン”の平野三郎氏がアークロイヤル2002(牡・父シャンハイ)を2205万円など計2頭を、“ミツアキ”の山本光明氏がトレンディギャルの2002(牡・父ハンセル)を535万5000円など計3頭を、“セイウン”や“ニシノ”の西山茂行氏がタカノバレリーナ14(牡・父リンドシェーバー)を892万5000円でそれぞれ落札している。

 主な同セール出身馬としては、99年阪神3歳牝馬S(G1)を制したヤマカツスズランや、02年の東京スポーツ杯2歳S(G3)を制したブルーイレヴンらがいる。

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