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種牡馬アイルハヴアナザー三拍子揃った大物

  • 2016年08月10日(水) 22時56分
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【新種牡馬の正体 2016:連載3】今年のフレッシュマンサイアーの中で、ひと際競走成績が光るのはアイルハヴアナザー。米国のケンタッキーダービー、プリークネスSを制した2冠馬で、GIサンタアニタダービーもゲットしている。3冠のかかったベルモントSは無念の出走取り消し(ケンタッキーダービー=7着馬ユニオンラグスがV)となったが、2012年エクリプス賞最優秀3歳牡馬に輝いた。



 そんな大物2世の一頭、アンノートルが6月25日の東京芝1600メートルの新馬戦で優勝。以降もアイルキャッチユー、クイントゥープルと続々と新馬戦を勝ち上がっており、サイアーとしてもまずは好スタートを切った。



「ラフィアングループ以外でも順調にデビューを迎えています。産駒は体質が強く、性格も従順でコントロールしやすい。おかげで仕上がりが早いようです。アイルハヴアナザーのレースぶりを見て、これなら日本の芝にも対応できる瞬発力を備えている、ということで導入に踏み切ったと聞いていますが、産駒は実際に芝でも走れている。騎乗したジョッキーの評判もいいのでこれからもっと走ってくると思います」とビッグレッドファームの浅子氏。



 産駒の多くが芝戦で先行できていることを考えれば、パワーに加えてスピード、素軽さも兼備。芝適性に関する不安は早々と払拭されている。



 米国のクラシックホースだけに当初から馬産地の人気は高い。初年度は152頭に種付け。今年を含めてその後の3年間も120頭以上の繁殖牝馬を集めている。「ずっとこの数字を維持できているのは産地の高い評価の表れでしょう。子出しが良くて、母系の良さを引き出すタイプです。それに“非サンデー系”で配合しやすいのが利点。今はサンデーサイレンスの血を引いた牝馬が多いので、配合を決める際に選択肢に入りやすいんです」(前出・浅子氏)



 キングカメハメハに代表されるように、母系のサンデーサイレンスの血をいかに生かすかが成功のカギ。その点、本馬は競走実績、血統、環境の三拍子が揃っている。ズバリ、今年の新種牡馬リーディングの有力候補だろう。
ネタ元のURL
http://www.tokyo-sports.co.jp/race/horse/577937/

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