4月28日に脱腸の一種である「鼠径(そけい)ヘルニア」を発症していることが判明し、当面の間種付けを休止していた
アグネスフライト(牡7)が、今年の種付業務を終了することになった。
休養の原因となったヘルニアの手術は成功し、馬も順調に体力を取り戻しつつあり、すでに試験種付ができるくらいにまで回復しているが、獣医師を含めて関係者が話し合った結果、時期的に無理をさせる事はないとの判断で終了を決めた。
同馬は
父サンデーサイレンス、
母アグネスフローラ(
その父ロイヤルスキー)という血統で、全弟に01年
皐月賞(G1)を勝ち4戦4勝で引退した
アグネスタキオンがいる。01年
日本ダービー(G1)の他、01年
京都新聞杯(G3)を制し14戦4勝の成績で昨年4月に引退。今年から浦河町の日高スタリオン
ステーションで種牡馬生活を送っており、種付を中止するまでに58頭の繁殖牝馬に配合を行っていた。