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ヴィクトワールピサ、デインドリームなども交配候補に

  • 2012年01月16日(月) 12時00分
 昨年のドバイワールドCを日本馬として初めて制したヴィクトワールピサ(牡5歳、栗東・角居)の引退式が15日、京都競馬の昼休みに行われた。同日付で競走馬登録を抹消、今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。

 まだまだ活躍できそうな漆黒の馬体に、ファンからは惜別の拍手が送られた。角居師は「何度も挑戦していたドバイを勝たせてもらった。皐月賞有馬記念など、なかなか勝てなかったレースを勝たせてくれた思い出深い馬。いいお父さんになって、またこういう舞台に連れてきてくれる子どもをつくってほしい」と第二の人生にエール。

 通算15戦8勝(うち海外3戦1勝、GI3勝を含む重賞6勝)。獲得賞金は10億8504万500円(うち海外4億8908万6500円)。初子は13年に誕生、順調なら15年にデビューする。

 引退式に出席した社台ファームの吉田照哉代表は「シンジケートもドバイの殿下をはじめ、考えられる最強の布陣。世界に通用する種馬だと思う」とネオユニヴァースの後継種牡馬としての価値をアピールした。

 昨年の凱旋門賞デインドリーム(牝4歳、仏国)を所有し、10年の仏オークスサラフィナ(牝5歳)を繁殖牝馬として購入したことも公表。「デインも来年には日本で繁殖入りする予定。サラフィナも買ったし、子どもが世界で走ってくれると思います」と名牝2頭がヴィクトの交配相手候補となっていることを明かした。

提供:デイリースポーツ

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