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今週の栗東は近1年で最も時計を要する馬場に/栗東トレセンニュース

  • 2012年01月26日(木) 13時00分
【坂路/4F51.9秒】
 とにかく重い。25日の一番時計はナイスヘイローの4F51.5秒だったが、52秒を切ったのはたった4頭。さらにラスト1Fで12.4秒以下は一頭もおらず、ラストは軒並み13秒は要する時計の掛かる馬場だった。朝一番に追われたヘッドライナーは平気で4F51秒を切る時計で動くが「この馬がジョッキー騎乗で4F51.9秒っていうのは相当馬場が悪いね」と西園正都調教師。

 そんな中、機敏な動きを見せたのが京都牝馬Sに出走予定のアスカトップレディアドマイヤオンリーを追走して、最後は手応え良く先着。体重の軽い酒井学騎手が跨って4F55.7秒は決して速くないが、余力残しで1F12.8秒のラップは馬場を考慮すれば優秀な時計。厩舎の初重賞制覇がこの馬であっても不思議ないくらい体調は良さそうだ。

 馬場が重いのは26日も変わりなく、今週は先週よりさらに時計の掛かった馬場差『+1.5秒』で観測している。

【CW/5F66.0秒】
 下地が坂路と同じウッドチップということもあってか、CWも重い。近1年で最も時計を要する馬場だったといってもいいくらい。道中のラップが15秒を少し切るくらいでも、最後の直線では伸びがない。馬の表情を見ていると苦しそうな感じはしないが、重い馬場に体が進んでいかない、そんな印象を受けた。

 追い切られた時間帯が良かったこともあるが、25日に一番目立った動きをしたのが、新馬のタムロトップステイ。3頭併せの大外だったが、6F81.2〜1F12.4秒の時計は全体と終いのバランスが文句なく、ゴール前の伸びは目立っていた。予定されている来週のデビュー戦は勝ち負け必至だろう。

 馬場が重いのは26日も変わりなく、先週から大幅に時計の掛かる馬場差『+1.5秒』で観測している。

【DP/5F64.5秒】
 調教時間の前半に坂路やCWの馬場が重い状況を把握した厩舎の中には、重い馬場を避けてDPでの追い切りに切り替える対策がとられた。

 よって今週の追い切り頭数は先週の倍近くいたが、馬場状態が悪化することなく至って順調。昨秋以来となるダコール(栗東・中竹和也)は単走で追われて6F78.6〜5F61.3〜1F12.0秒をマーク。攻めで動くタイプとはいえ、久しぶりでこの数字が出たのだから、馬場は相変わらず時計が出る。

 よって馬場差は25日、26日とも5F換算で先週と同じ『-0.5秒』で観測している。(取材:井内利彰)

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

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