27日、阪神9R(
鷹取特別)で川島信二騎手騎乗の
ビッグドン(牡4)が優勝し、同馬を管理する
中尾秀正調教師(37、栗東)は、開業以来22戦目で
JRA初勝利を挙げた。なお、5月24日の金沢競馬9Rにおいて、
ミュージックシーン(牡5)で地方では既に勝利している。
同師は03年に調教師免許を取得。同期で開業した調教師4名の中では、3月20日に管理馬初出走で初勝利を挙げた栗東・
池江泰寿師に続き、2人目の勝利となった。
同師の父は、過去に
イブキマイカグラ(牡16、阪神3歳S-G1)や、現在
オースミコスモ(牝5、
関屋記念-G3)を管理する栗東・中尾正調教師。伯父には、96年
桜花賞馬
ファイトガリバーを管理し、今年2月に定年引退した中尾謙太郎元調教師と、2冠馬(97年
皐月賞・
日本ダービー)
サニーブライアンを管理した美浦・中尾銑治調教師がいる。今回の初勝利馬・
ビッグドンは、2走前まで引退した中尾謙太郎元調教師の管理馬であった。