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ゴールドシップ完勝、ダービーへ内田「東京は合う」/皐月賞

  • 2012年04月16日(月) 12時00分
「第72回皐月賞・GI」(芝2000m)は15日、中山11Rに18頭で争われ、道中最後方を追走した4番人気のゴールドシップが牡馬クラシックの第1弾を制した。明暗を分けたのが3、4角のコース取り。内田博は各馬が嫌う荒れたインを選択。前との差を一気に詰めると、直線半ばで抜け出しそのままゴールに飛び込んだ。勝ちタイムは2分1秒3。2馬身半差の2着は大外から強襲した2番人気のワールドエース。さらに3/4馬身差の3着には3番人気のディープブリランテが入った。なお、1番人気のグランデッツァは直線で伸びを欠き5着に敗れた。

「前が速いので止まると思っていたが、隊列が長いので外を回したら不利になる。内に入ったときの伸びが良かったので」と内田博は振り返る。「ここまでうまくはまるとは思わなかったが、力があるからできること」とイメージ通りの戴冠に笑顔を浮かべた。

 須貝師は騎手時代を通じても初めてのGI勝利。「格別のものがあります」としみじみと語った。母のポイントフラッグは師が騎手時代にオークス(11着)などで手綱を取ったゆかりの血統だ。「ご縁を大事にしたい。母は背中が硬かったが、この馬はすごく柔らかい」と関係者に感謝。「ステイゴールドのいいところが出ている。すごく賢いけど、気が強いから、やり出したら言うことを聞かない。ただ、レースではうまく立ち回ってくれるね」と喜んだ。

 次はダービー(5月27日・東京)の大舞台が待っている。「東京は合うし、距離が延びていい馬だと思う。ただ、きょうは僕の馬がうまくいったが、強い馬がいる」と気を引き締めたウチパクが、芦毛の王者とともに2冠獲りを狙う。

提供:デイリースポーツ

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