モンゴル国ナライハ市と国際交流のある新冠町では今月27日から町内の小学5、6年生11人を「モンゴル少年国際交流事業」として訪問させる。これは平成13年に締結した交流事業に基づくもので、同年から隔年で数名が行き来をして文化や国民性などを学んでいる。
日本からの訪問は今回が2度目。馬産地とモンゴルのつながりは意外に深く、約10年前には浦河町の生産者数名がモンゴル流の馬の接し方を学びに訪れたり、モンゴル競馬の調教師を招いて育成事業に役立てようとした経緯もある。結果的には衣食住文化の違いや為替レートの格差、あるいは交通手段が利便さに欠くこともあって定着しなかったが、馬とともに生活する者同士の交流となって現代に受け継がれている。