4度目の重賞挑戦の
アーリントンCで上がり34秒2の豪脚を披露し、初タイトル奪取に成功した
ジャスタウェイ。残り200mでエンジンがかかると、そこから10頭を抜き去ってゴール板をとらえた。「思っていた以上にいい脚を使ってくれました。真面目過ぎるので道中はあまり急がせない方がいいのかもしれませんね」と榎本助手は圧巻のレースを振り返る。
前走後はニュージーランドTに出走を予定していたが、ナイラ(風邪の一種)で回避。「症状は軽かったので無理をすれば使えないこともなかったが、本番に備えて大事を取りました」と語る。1週前追い切りは、栗東坂路で4F51秒9-13秒5(G強め)をマーク。柔らかい脚さばきで半馬身先着を決めた。またがった福永も「GIなので負荷をかけておいたが、影響は感じなかった」と動きには及第点を与えた。
ゴールドシップの
皐月賞制覇で勢いに乗る須貝厩舎。この馬も
新潟2歳S(2着)で1番人気に推されたように早くから注目されてきた。「以前は競馬に行くとテンションの高いところがあったが、そういうところがなくなってきた。東京のマイルは合いそうだし、あとはジョッキーにお任せするだけ」。鋭い決め手を武器にマイルの道を極める。
提供:デイリースポーツ