北海道新冠町の競走馬生産牧場「競優牧場」でサラブレッド2頭を射殺したとして、動物愛護法違反と銃刀法違反の罪に問われた牧場の元経営者、榊明彦被告(61)に対し、札幌地裁浦河支部は7日、懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。
大川恭平裁判官は判決理由で、榊被告が裁判所から牧場の破産手続きに関する呼び出し状を受け取り、酒を飲みながら「餌ばかり食べている」と馬に怒りを向けたと指摘。「自己中心的で愛護動物の生命の尊厳を軽視している」と批判した。
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