18日、高崎競馬場で行われた第5回サラブレッドC(3歳、北関東G1・ダート2100m、1着賞金500万円)は、出走メンバーで唯一の牝馬で、
張田京騎手騎乗の2番人気
パッションマリー(牝3、船橋・山浦武厩舎)が、スタート直後は最後方だったが、道中徐々に中団まで進出すると、4角では先頭に並びかけ、先に抜け出した大井所属の3番人気
モノスゴイをクビ差捕らえ優勝した。勝ちタイムは2分20秒0(良)。9馬身差の3着に道中2番手から粘った船橋所属の1番人気
アイディングロウが入り、上位は南関東勢が独占した。
勝った
パッションマリーは、
父ティンバーカントリー、
母トップブリリアンス(
その父クリミナルタイプ)という血統。牝系は、00年BCディスタフ(米G1)や同年ラブレアS(米G1)を制しているスペイン
Spain(牝7、
父サンダーガルチ)を輩出している。
パッションマリーは、同レースが重賞初挑戦での初制覇。通算成績は9戦3勝となった。同馬は、この勝利で9月20日(月、祝日)に
盛岡競馬場で行われる
ダービーGP(交流3歳G1)への優先出走権を獲得した。なお、昨年より北関東G1としている行われているサラブレッドCだが、牝馬による優勝は初。