現地時間18日、愛・カラ競馬場で行われた愛
オークス(愛G1・芝12f、7頭立て)では、K.
ファロン騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.57倍)ウイジャボード
Ouija Board(牝3、英・EAL.ダンロップ厩舎)が3番人気パンク
ティリアス
Punctiliousを1馬身差抑えて優勝。勝ちタイムはレースレコードとなる2分28秒2(良)。さらに3/4馬身差の3着にはハザリスタ
Hazarista。2番人気に支持された
ガリレオの全妹オールトゥー
ビューティフル All Too Beautifulは果敢に逃げたものの、さらに7馬身差の4着に終わった。ウイジャボードは、前走7馬身差圧勝の英
オークス(英G1・芝12f)に続いての勝利で、英・愛
オークス両制覇という快挙を達成した。英・愛
オークス両制覇は、99年のラムルマ
Ramrumaに次いで史上10頭目となる。
勝ったウイジャボードは、父がロッキンジS(英G1)を勝ったマイラー
Cape Cross(
その父Green Desert)、母が
Selection Board(
その父Welsh Pageant)という血統。昨年の10月に英国・ニューマーケットの芝7fでデビューし、ヤーマス競馬場の2戦目(芝7f3y)で2着に4馬身差をつけ勝ちあがると、続く準重賞(芝8f)では3着。今年に入ってから、5月2日のニューマーケット競馬場で行われたプリティポリー(準重賞・芝10f)で復帰すると2着サ
フール Sahoolに6馬身差をつけ圧勝。続く英
オークスもオールトゥー
ビューティフルに7馬身差をつけての圧勝でしていた。通算成績は6戦4勝。ダンロップ調教師によると、次走は8月17日に英・ヨーク競馬場で行われるインターナショナルS(英G1・芝10f88y)か、翌18日に英・ヨーク競馬場で行われるヨークシャー
オークス(英G1・芝11f198y)になる予定。
鞍上のK.
ファロン騎手は、99年のラムルマに続いての同レース制覇で、今年はノースライト
North Light(牡3、英・M.
スタウト厩舎)で英ダービー(英G1)を、ウイジャボードで英
オークス(英G1)を制すなど欧州クラシックで活躍している。