27日、東京競馬場で行われた第79回
日本ダービー(3歳牡牝、GI・芝2400m)は、
岩田康誠騎手騎乗の
ディープブリランテが、好位追走から抜け出し、外から差を詰めた
フェノーメノの追撃をハナ差抑え優勝した。勝ちタイムは2分23秒8(良)。さらに3/4馬身差の3着に
トーセンホマレボシが入った。1番人気
ワールドエースは4着、
皐月賞馬で2番人気の
ゴールドシップは5着に終わった。
ディープブリランテは昨年、デビュー2連勝で東京スポーツ杯2歳S(GIII)を勝利。今年に入ってからは
共同通信杯(GIII)2着、
スプリングS(GII)2着、
皐月賞(GI)3着と連敗が続いていた。
日本ダービー初制覇となる
岩田康誠騎手はウイニングランで歓喜の涙。
JRAGIは
フェブラリーS(
テスタマッタ)、
桜花賞(
ジェンティルドンナ)に続く今年3勝目、通算15勝目。管理する
矢作芳人調教師は
グランプリボスによる10年朝日杯フューチュリティS(GI)、11年
NHKマイルC(GI)に続く
JRAGI・3勝目で、こちらも
日本ダービーは初制覇となった。
ディープブリランテの
父ディープインパクトの産駒は2世代目にして初の牡馬クラシックレース勝利で、春のクラシックは
桜花賞、
オークス(いずれも
ジェンティルドンナ)に続き3勝目。このレースには7頭が出走していたが、3着
トーセンホマレボシ、4着
ワールドエースと掲示板に3頭が入った。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ディープブリランテ(牡3)
父:ディープインパクト母:ラヴアンドバブルズ母父:Loup Sauvage全姉:
ハブルバブル(
フラワーC-GIII・2着)
厩舎:栗東・
矢作芳人通算成績:6戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:11年東京スポーツ杯2歳S(GIII)