今週から始まる新馬戦でデビューする2歳馬情報。
6月2日(土)の東京5R、芝1400mでデビュー予定の
シェアードワールド(牡2・
父ゼンノロブロイ)について、
手塚貴久調教師のコメント。
「まだ体が小さくて薄い感じがしますが、この後ひと夏越して成長してくれれば、さらに良くなると思いますよ。ジョッキーも含めて、乗った人間は皆、いい馬だと言ってくれますし、兄弟も走っていて、走らない馬の出ない血統ですからね。半兄に、ダートで5勝している
デュアルスウォード(牡4・
父デュランダル)がいるように、血統的にはダート色が強いですけど、父が
ゼンノロブロイということもあるのか、軽い走りをしていて、芝でのフットワークも良いですね。あとはスタートさえ決まれば、好勝負になるのではないでしょうか」
6月3日(日)の東京5R、芝1600mでデビュー予定の
ドラゴンレジェンド(牡2・
ステイゴールド)について、
久保田貴士調教師のコメント。
「早い時期から、この開催でのデビューを目指して、牧場と連絡を取り合いながら調整してきました。こちらに入厩してからも、休むことなく順調に来ていまして、ゲート試験もすんなり、クリアしてくれました。性格は、どっしりと落ち着いていますね。もう少しヤンチャでもいいかなと思うくらいです。飼い葉も、しっかり食べてくれていますよ。新馬戦ですから、レースとなれば、いろいろあるとは思いますが、広いコースですし、真っ直ぐちゃんと走ってきてほしいですね。今、勢いのある種牡馬の子ですし、
ローズS勝ちの
アニメイトバイオ(牝5・
父ゼンノロブロイ)の半弟という血統背景もありますから、来年のこの時期にも、注目を集められるような馬になってもらいたいと思っています」
5月31日(木)の追い切りに騎乗した
福永祐一騎手は「本数的にそれほど追われていないようですが、それなりの時計が出て、動いていますからね。いい馬ですね」と、手応えを感じている様子だった。[取材:佐々木祥恵]