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マーメイドS・アカンサスなど追い切り情報/美浦トレセンニュース

  • 2012年06月13日(水) 19時45分
 マーメイドSに出走するアカンサス(牝4・畠山吉宏厩舎)、マイネエポナ(牝3・斎藤誠厩舎)、アニメイトバイオ(牝5・牧光二厩舎)について、陣営に取材した。

 【アカンサス畠山吉宏調教師】
「前走(メイS・5着)は、終いは良い脚で伸びてきてくれましたが、前残りの展開でしたし、流れが向かなかったですね。ただ、ほとんど直線だけの競馬だったために、さほどダメージも残らず、疲れもあまりなかったのは良かったと思います。以前は飼葉食いが落ちることもありましたが、最近ではそういうこともなくなってきましたし、中間も調教をしっかりこなせました。飼葉も食べてくれますし、体調面も安定していますので、馬体重にも大きな変動もありません。

 先週は終い重点にやって、時計も良かったですから、今日は乗り手に任せての追い切りでした。ほぼ馬也で51.4秒を出しましたから、良い状態ですね。今回は、阪神への輸送競馬になりますが、昨年の秋華賞4着の時も輸送は問題ありませんでしたし、春の福島への遠征でも3着でしたから、大丈夫だと思っています。展開が向けば、最後は確実にいい脚を使ってくれますが、今回は前に行きそうな馬が何頭かいるようですし、流れが向いてくれそうですね。牝馬限定戦ですし、楽しみな一戦です」

【追い切りに騎乗した白崎調教助手】
「今年1月、準オープンの初富士Sを勝った時が、結構、調子が良かったんです。それに比べると、前走と2走前(福島牝馬S・3着)は、悪くはなかったのですが、今ひとつの印象がありました。でも今回、調教に跨ってみて、初富士Sの頃のデキに戻ってきた感触を得ました。どんなレースをしてくれるか楽しみですね」

マイネエポナ・伊藤隆調教助手】
「前走(オークス17着)は、初めて逃げる競馬をして、後ろからも来られましたし、きついレースになりました。馬は頑張ってくれたと思いますけどね。レース後は、これまでで一番疲れていましたが、翌週には元気になってくれました。逆に、レースを使って、馬がパンとしてきましたね。厳しい競馬を糧に成長をしてくれて、頼もしく感じます。先週ビシッとやっていて、この馬自身、一番速い時計を出しました。今日は息を整える程度の追い切りでしたが、動きは良かったと思います。輸送競馬になりますが、桜花賞の時も、馬体重の増減がありませんでしたし、今は若干フックラしていますので、プラスマイナス0か、少しプラスで出走できそうです。器用な馬なので、どこからでも競馬はできますが、これまでのレース実績から考えると、先行した方が良いと思います。状態も良好ですし、49キロという軽ハンデを生かせればいいですね」

アニメイトバイオ牧光二調教師】
「前走(ヴィクトリアマイル・11着)の内容は、悪くはなかったと思っています。レースを使いながら、体つきにシャープさが出てきましたし、状態も良くなっていますね。前走後も、あまり疲れが出ませんでしたので、中間もいつも通りの調整ができました。鼻出血をしたこともあったので、以前は慎重に調整していましたが、最近はその心配もなくなってきました。今週は、あまり強い調教をやる必要もないので、3頭併せの真ん中で我慢をさせる形での追い切りでした。気持ちをコントロールしながら走らせましたが、馬も‎やる気を出していましたし、動きも良かったです。この馬の力を出せればと思っています」(取材:佐々木祥恵)

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