29日、
武豊騎手(35、栗東・フリー)が、7月31日〜8月14日までフランス・イギリスへの海外出張届を
JRAに提出した。
現地時間8月1日には、仏国・
ドーヴィル競馬場で行われる
アスタルテ賞(3歳上牝、仏G1・芝1600m)に、社台ファーム代表・吉田照哉氏が所有する伊1000ギニー(伊G1)馬
ルンバロカ Rumba Loca(牝3、伊・B.グリゼッティ厩舎)に騎乗する。武騎手は、00年の同レースを、吉田照哉氏が所有していた
レディオブチャド(牝7、
父ラストタイクーン)で制している。ちなみに、
レディオブチャドは現在、早来・社台ファームで繁殖生活を送っており、
サンデーサイレンス産駒の初仔
アフリカンビート(牡2、栗東・
森秀行厩舎)がデビューを控えている。
その1週間後の8月8日には、同じく仏国・
ドーヴィル競馬場で行われる
モーリスドギース賞(仏G1・芝1300m)に、
シーキングザダイヤ(牡3、栗東・
森秀行厩舎)で挑戦する。武騎手は98年の同レースを、
シーキングザダイヤの
母シーキングザパール(牝10、
父Seeking the Gold)で制し、日本調教馬初の欧州G1制覇を達成している。同レースには、同厩舎の
ドルバコ(牡3、栗東・
森秀行厩舎)も出走を予定している。
また、
モーリスドギース賞前日の7日には、イギリスに渡りアスコット競馬場で行われる国際騎手交流戦・シャーガーカップに参加する予定。今回の遠征では、あと1勝に迫った海外通算100勝達成にも期待がかかる。