1日、新潟競馬場で行われた
関屋記念(G3・芝1600m)は、吉田稔騎手騎乗の1番人気
ブルーイレヴン(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が、中団待機から直線半ばで先頭に立つと、直線追い込んだ10番人気
ロードフラッグの追撃をクビ差抑え快勝した。勝ちタイムは1分32秒3(良)。さらに3/4馬身差の3着は、後方待機から直線外から追い込んだ3番人気
マイネルソロモン。2番人気
ブレイクタイムは、先行するも粘れず5着に敗れた。
勝った
ブルーイレヴンは、
父サッカーボーイ、
母ヘイアンリリー(
その父シンボリルドルフ)という血統。02年9月のデビュー戦(阪神・芝2000m)を快勝後、
デイリー杯2歳S(G2)に挑み2着に好走。続く、東京スポーツ杯2歳S(G3)で初重賞制覇を飾る。しかし、年明けの
京成杯(G3)で11着に敗退した際に骨折が判明し長期休養に入る。今年1月の
中山金杯(G3)で復帰するも勝ち星に恵まれなかったが、前走の
金鯱賞(G2)で、
タップダンスシチー(牡7、栗東・
佐々木晶三厩舎)からアタマ差の2着に好走し、復調を示していた。重賞は2歳時の東京スポーツ杯2歳S以来、2勝目。通算成績13戦3勝。
鞍上の吉田稔騎手(公営・愛知所属)は、
トウカイパルサー(牡8、
父トウカイテイオー)で制した02年
愛知杯(G3)、
カゼニフカレテ(牡5、栗東・
佐々木晶三厩舎)で制した03年
愛知杯(G3)、
サニングデール(牡5、栗東・瀬戸口勉厩舎)で制した今年の
阪急杯(G3)に続き、
JRA重賞は4勝目。同騎手は昨年、
JRAで22勝を挙げており、今回の勝利で今年は
JRA19勝目。
JRA騎手免許1次試験の免除に必要な「年間20勝以上を2回」という条件にあと1勝となった。管理する角居勝彦調教師は、同馬の東京スポーツ杯2歳S制覇以来の重賞制覇で、通算2勝目。