HBA日高軽種馬農協主催のサマーセールが8月2日から5日までの4日間、北海道静内町神森の北海道市場で行われた。4日間の合計で1031頭(牡568頭、牝463頭)が上場され294頭(牡203頭、牝91頭)を売却。前年比68頭増の売却で、売却率は28.52%(前年比6.14%増)を記録した。総額は16億5627万円(税込み、前年比3億371万2500円増)。荒木正博組合長は「市場が有効に利用されるようになってきた印象がある」と笑顔で振りかえった。
最高落札馬は上場番号843「
リボーンガーネットの15(牡、
父ダンスインザダーク)」で、99年の
新潟大賞典(G3)など重賞2勝の
ブリリアントロード(牡9、岩手・
小西重征厩舎)や、「マルブツ」の冠で知られる大沢毅氏が2740万5000円(同)で落札。他に、今年の
ユニコーンS(G3)を制した
トップオブワールド(牡3、栗東・
藤岡健一厩舎)の半弟にあたる
トップサンキストの2003(
父タヤスツヨシ)を泉俊二氏が1627万5000円で、00年小倉3歳S(G3)を制した
リキセレナード(牝6)の半弟にあたる
ムーンセレナードの15(
父フォーティナイナー)を日本
中央競馬会が2068万5000円で落札している。
なお、
ダンスインザダーク産駒は、7月12日のセレクトセール(当歳)で
エアグルーヴの牡馬がセレクトセール史上レコードの4億9000万円で落札されたほか、5月17日の千葉サラブレッドセール(2歳)、5月24日のトレーニングセール(2歳)、7月20日のセレクションセール(1歳)でも各セリの最高落札馬となっている。