暑さを忘れるほどのとんでもない配当が、越後から飛び出した。4日の新潟5R新馬戦の3連単で、1レースにおける公営競技史上最高となる2983万2950円の払戻金を記録。これまでの最高だった10年4月6日の大井7Rの2488万720円を更新し、
JRAの従来の記録だった11年2月13日の小倉4Rの1950万7010円も大幅に塗り替えた。
レースは14番人気(8)
ミナレットが制し、12番人気(6)
ヘイハチピカチャンと10番人気の(14)
ファイヤーヒースが2着同着で3連単の的中は2通りに。史上最高配当となった(8)→(6)→(14)の組み合わせは、4080通り中3850番人気で、的中は中山競馬場で購入された1票だった。また、3連単(8)→(14)→(6)の1491万6520円(同3718番人気)も
JRA史上5位。的中はウインズ渋谷と電話投票での2票だった。
場内を騒然とさせた想定外の大波乱も、演出した当人は意外にも驚きの表情はなかった。「調教のときから走りそうな感じだった」と
ミナレットの嘉藤が言えば、
ヘイハチピカチャンの木幡は「非力な馬。軽い馬場が合っていたのだろう」と冷静に分析する。
ファイヤーヒースの石神も「ケイコから走る感触はあった」と淡々と振り返った。
2着が同着ではなかった場合は、(8)→(6)→(14)が5966万5980円、(8)→(14)→(6)が2983万2990円となり、さらに配当は跳ね上がっていた。
提供:デイリースポーツ