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小倉芝はサンデーサイレンス系統が優勢/土曜日(11日)の馬場傾向分析

[中央] 2012年08月11日(土)18時30分

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小倉芝は道悪の割には時計が速い、写真は小倉9Rフェニックス賞を制したエーシンセノーテ

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小倉芝は道悪の割には時計が速い、写真は小倉9Rフェニックス賞を制したエーシンセノーテ

 netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、11日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。

【小倉芝】
 今週もAコースを使用。夏の開催も3週目に入ったが、ここにきてはじめての雨。一時は良馬場まで回復したが、10R直前の雨で稍重にワンランクダウン。明日も雨予報が出ているだけに、微妙な馬場となりそうだ。ただ、1〜2週目をパンパンの良馬場で開催できたこともあり、道悪の割には基本的に時計が速い。

 血統面から見てもディープインパクトをはじめとするサンデーサイレンス系統が優勢で、特に中距離では手先が軽くて切れのあるタイプが狙い目になるだろう。雨が降り続けるようなら道悪に強いタイプの台頭も考えられるが、雨が止むとすぐに乾くので、そのようになれば発表や見た目には惑わされずに軽いタイプを狙い撃ちしたい。

 枠順や脚質からは、特に短距離で内枠・先行が有利。明日も内枠で好位に付けられそうな馬には注意が必要だ。

【小倉ダート】
 朝の大雨の影響で、不良でのスタート。一時は重まで回復したが、こちらも10R前の大雨の影響で一気に水の浮いた不良馬場になった。

 もともと馬場が軽い開催だが、この雨でその傾向は顕著に。10Rの平尾台特別の勝ちタイムは、なんと1分42秒0。相当速い勝ちタイムとなった。このような馬場状態だから、絶対的に内枠・先行が有利。少々速いペースで飛ばして行っても前はほとんど止まらない。

 血統的にはサンデーサイレンス系とミスプロ系が有利な印象。ただ、サンデーサイレンス系でも先行力のあるタイプが好走しており、先行しやすいトモが発達した腰高体型のフジキセキが入った血統が特に好走している。

 明日はある程度回復しそうだが、基本的には馬場が軽いと思うので、今日と同じように内枠・先行重視で予想を組み立てたい。

【新潟芝】
 夏の新潟開催は、今週から折り返しの3回開催に入った。仮柵移動はなく、開催最終日まで引き続きAコース使用となる。

 天候は朝から終日曇。11レースまで良馬場でレースが行われた。芝は内回り・外回りともに引き続き高速状態。11レース長岡S(1600万・内1400m)では、道中2番手追走のエーシンハーバーが早め先頭から1分19秒7の好時計で押し切っている。

 開催が進んでいるとて外差しの兆候は殆どなく、依然として内枠の馬や内目を通った先行馬が圧倒的に有利な馬場状態が続いていると見ていいだろう。

 象徴的なシーンを挙げるとすれば、1R(2歳未勝利・外1800m)などはその典型。成績から圧倒的1番人気に推されたフェートグランド(2着)は、終始外目を通る安全策。これに対し、勝ち馬2番コスモハヤブサは道中から中団の内目を追走。好枠を利してロスなく運び、直線も内から抜けて完勝。

 その他、同じく外回りの7R(3歳未勝利・1600m)でも同様に内目の先行馬同士での決着となり、道中から最内の4番手で運んだサトノヒーローが内から抜け出し1分33秒2で1着。2着も淀みないペースで逃げたロンギングトゥユーが粘り込み、内有利を反映する結果となった。

 血統面は、やはりサンデーサイレンス系が圧倒的に有利。今開催の新潟芝は路盤が固く、前に行く馬も速い上がりで粘れてしまうので、母父含めてサンデーの血は必須。あとは個体の能力差や適性・位置取りなどにより、ディープインパクトが来たり、ステイゴールドが来たり、ダイワメジャーが来たりという形になっている。

 持ち時計については、超のつく高速馬場なのであるに越したことはないが、ベースの路盤が固くどの馬でも速く走れてしまう状態だし、各馬の上がりの脚にも限界があるので結局は持ち時計よりもコースロスなく運べるかどうかのほうがより重要。

明日は日中降雨の予報も出ているが、少々の雨であれば傾向に変化なく同様の馬場と見たい。ただ、開催自体は重ねているだけに、降雨量により馬場状態に変化が出る事も考えられるので、多少の変化があった場合にはその都度の対応でいいだろう。

【新潟ダート】
 朝から終日良馬場で、パサパサの馬場状態。時計はこの開催の標準的な馬場と言ってよく、多少の馬場差があったとしても傾向を大きく変えるまでのものではない感じ。

 基本的には軽めの馬場質で内枠や先行馬有利の馬場質に違いないが、未勝利馬にとってはややタフな馬場状態なようで、特に1800m戦であればオーバーペース+パサパサ馬場で大きく上がりが掛かって差し馬が台頭することも。

 ただ、上記のような決着となった3R(未勝利・1800m)でも、道中は馬場の内目でじっくりと脚を溜めていた馬によるワンツーであり、引き続き内有利の解釈でいいだろう。

上記の3R以外は、上位人気馬が先行して比較的順当な成績を収めているので、前週までと同様やや軽めの馬場質と考えたい。土曜は血統面にこれといった偏りがなく、枠順や能力比較・展開といったところの方が結果により反映されていた印象。

明日は降雨の場合は馬場が軽くなる方向へ、引き続き良馬場なら土曜同様の傾向と見たい。

【札幌芝】
 朝から曇で、終日良馬場でレースが行われた。開催4週目に入って時計面はようやく標準か少し速い位になってきている印象だが、11RシンガポールTC賞(1000万・1200m)では、1分08秒4。7R(500万・1800m)も、1分47秒7とそれでも、例年の同時期よりは高速気味の状態。

 枠順は基本的に引き続き内枠が有利。とはいえ、土曜の場合は11Rのように各馬が内に殺到した結果、外からの差し・追込みが決まる形となったり、7Rのように3歳馬が素質の違いで大外から捲って勝ち切ったりと傾向と結果には違いがあるので、その点は留意しておきたい。

 脚質面は展開次第で差し馬も十分にチャンスのある馬場状態。洋芝で時計の出方に限界のある北海道開催らしく、道中ロスなく折り合い重視で進めた差し馬についてはしっかり差し込めている印象。

 血統面はサンデーサイレンス系が圧倒的優勢となり、芝6鞍中、馬券圏内18頭のうち、12頭が同系。全体的に人気処の順当な結果が多かったとはいえ、差し届く馬場の切れ味勝負で結果を残している。明日も降雨の心配はなさそうなので、同様に枠はやや内枠有利、展開面は逃げ差し自在のフラット馬場の見立てで問題ないだろう。

【札幌ダート】
 前日の降雨により高速化も予測されたものの、フタを空けてみれば目立った影響もなくこの開催の標準的な良馬場。タイム面も先週までの良馬場とほぼ変りなく、9RフィリピンT(500万・1700m)で1分45秒8となっている。

 展開面や伸び所に注目すると、新馬戦を除いても4鞍で「4コーナー先頭」の馬がことごとく人気より上の着順で馬券圏内に残ったり、直線最内を突いて伸びてくる馬も複数いたように土曜は一日を通じて内目が有利だった。

 ただ、同時に差し・追込み(捲り)がまったく駄目という訳ではなく、馬券圏内18頭中での比率では半々くらい。脚質面の有利不利については、あまり見られなかった。血統面は、ミスタープロスペクター系が5勝3着2回と好結果。特に、1700m戦は4戦4勝となった。

 ややスタミナ寄りという以外にこれといった特徴は少なく、馬場読みが難しい面があるだけにしっかりとした能力比較・展開読みこそが馬券の収益を上げる鍵を握っていると言えそうだ。

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