22日、札幌競馬場で行われた
札幌記念(G2・芝2000m)は、
武豊騎手騎乗の1番人気
ファインモーション(牝5、栗東・伊藤雄二厩舎)が、道中離れた最後方待機から4角手前で進出すると、先に抜け出した2番人気
バランスオブゲームを1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは2分00秒4(良)。3着には逃げた3番人気
ローエングリン。
勝った
ファインモーションは、
父デインヒル、
母Cocotte(
その父Troy)という血統。半兄が96年
BCターフ(米G1)、97年
ジャパンC(G1)を制した
ピルサドスキー(牡12、
父Polish Precedent)、従弟が現3勝のヒューマ(牡4、栗東・山内研二厩舎、
父Polish Precedent)。さらに全妹には、5月8日に英・リングフィールド競馬場で行われた
オークストライアル(準重賞・芝11f)を圧勝したバラカ
Baraka(牝3、愛国・A.オブライエン厩舎)がいる。今年初戦の
安田記念(G1)では13着に大敗したが、前走の
函館記念では2着に入り復活の兆しを見せていた。03年
阪神牝馬S(G2)に続き、重賞は通算5勝目(G1・2勝)。通算成績14戦8勝。
鞍上の
武豊騎手は、
メイショウカイドウ(牡5、栗東・坂口正大厩舎)で制した
小倉記念(G3)に続き、今年の
JRA重賞11勝目。
JRA重賞は通算188勝目。昨年の
サクラプレジデント(牡4、美浦・小島太厩舎)に続く連覇となり、
札幌記念の通算成績を8戦6勝、2着1回、3着1回とした。管理する伊藤雄二調教師は、
エアグルーヴで制した97、98年、
エアエミネムで制した01年に続く勝利で、伊藤修司元調教師と並び歴代最多タイの通算4勝目。
JRA重賞は通算73勝目。