名伯楽の読みは? ヒントになれば。
――デザインズオンロームは14年香港カップの勝ち馬。期待された前走はシンガリ負けだが
ムーア:前走は典型的な二走ボケ。中間の状態はとてもいいよ。カイバをよく食べるし毛ヅヤも冴えている。2日のバリア・トライアル(本番1週前に行われる模擬レース)も軽快な動き。年齢的に大きな上積みはどうかだけど、力は出し切ってくれるだろう。
――香港カップには日本馬が大挙エントリー
ムーア:モーリスを含め日本馬は皆強いが、まずはエイシンヒカリ。昨年と同じ状態ならとても怖い存在。楽に行かせると止まらないだろうから、今回は「道中あまり離されないように」とモレイラに伝える。
――香港マイルに出走するエイブルフレンドは一昨年の優勝馬。日本馬の強力なライバルだ
ムーア:屈腱炎と判明した後は、オーストラリアで治療とリハビリを。本番前2走するプランだったが、検疫中、カラスに驚き柵を飛び越えてライダーを振り落としてしまった。予定通りならもっと自信はあったけど、追い切りのライダーが「完璧。素晴らしかった」と言っていた。馬体の張りや毛ヅヤを見てもフィジカルの衰えはまったくない。馬体重は1260ポンド前後(勝利時は1244〜1290ポンド)。100%ではなくともこの馬なら、と期待している。
――ヘレンパラゴン(香港マイル)は香港では珍しく去勢されていない
ムーア:まだ去勢していないのは彼が持っている才能を残したいこと、それに施術により能力や性格を崩したくなかったから。状態はトップレベルで、国際GIを勝てる能力もある。今からレースが待ち遠しい。(同じ香港マイルの)ジョイフルトリニティも具合の良さで頑張ってほしいね。
――香港スプリントのノットリスニントゥーミーは
ムーア:スプリントは枠順が重要で、1〜6番枠が理想。ライバルのラッキーバブルズ(ゲート番5)より内に入りたかったから(ゲート番)4は申し分ない。枠順を参考に日本馬もこれから調べさせてもらうよ。
――香港ヴァーズはヘレンハッピースター。ここはハイランドリールが連覇をかけて出走する
ムーア:この馬には2400メートルが合っている。(ゲート番)6は内外を見ながらポジションを探せるラッキーゲート。ハイランドリールは逃げるだろうから、その直後につければしめたもの。作戦通りに運べばチャンスはあると思っている。
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