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阪神芝は開幕週も決め手が生きる/土曜日(8日)の傾向分析

  • 2012年09月08日(土) 19時00分
 netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、8日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。

【阪神芝】
 西日本の競馬は、今週から秋の阪神競馬がスタートする。前半5日間はAコース、後半4日間はBコース(Aコースから直線部3m、曲線部4m外側に内柵を設置)使用される。この秋の開催は、例年通り野芝のみでの施行となる。

 まず時計面は年の中でも最も時計の出やすい状況での開催なので、基本的には非常に速い。8R(500万・外1800m)は道中非常にタイトなペースもあって、道中内目の2番手追走のカレンミロティックが1分44秒7で快勝。4馬身差離れた2着・3着争いは、差し馬勢が上位を占めたが、これらの馬は道中内目をロスなく運んで決め手を生かしたいう形。このように、外回りでは開幕馬場らしい高速馬場も、脚を使わされる先行勢よりもある程度溜めての差し脚勝負の馬場となっていた。

 また、同じように差し馬の台頭があった2R(3歳未勝利・外1800m)の結果も含めて、好走血統・馬体傾向を考察するならば、馬体は華奢なタイプは割引が必要で、トモにボリュームがあって、決めてのあるタイプの好走が目立っていた。これらのレースではそんなタイプのサンデーサイレンス系が上位を占めているが、同系の中でも筋肉量豊富なハーツクライの他、アドマイヤマックスなどの肉厚なタイプが非常に合っていた。

 短距離の内回りは外回りよりも更にパワータイプの先行馬が目立っていて、Red Ransomタニノギムレットシンボリクリスエス、母父ブライアンズタイムなどロベルト系の血を持つ馬が相次いで来ていた点が特徴的。

 明日も何とか天気が持ちそうとの事なので、引き続き良馬場であれば外回りでは軽い切れというよりもパワーのあるタイプの差し馬、内回りは前々で運べるタイプのパワー血統の好走に注目しておきたい。

【阪神ダート】
 朝から終日良馬場で行われた。開幕日の8日は一日を通して内目を通る逃げ・先行馬が優勢で、9R鳥取特別(1000万・2000m)も道中2番手追走のバトルドンジョンが2分4秒5で押し切り勝ち。10R夙川特別(1000万・1200m)も、ケージーハヤブサが1分10秒7で逃げ切り勝ちを収めている。前開催の小回りで出入りの激しい小倉から、直線が伸びて坂もある阪神コースに変わることでペースの割に前残りが多かったのかも知れない。

 血統的には、比較的時計も速かったのでサンデー系が好走馬の大半を占める結果となっていたが、土曜に関しては上位人気馬が比較的順当に内目の枠からロスなく運べていたケーが見られたので、日曜は差しでも間に合うフラットに近い形になる可能性もありそう。

 明日も何とか良馬場を保てそうなので、今日の傾向を踏まえつつ更なる傾向を探っていきたいところだ。

【中山芝】
 東日本も、今日から中山への開催替わり。今開催の前半5日間までBコース(Aコースから3m外に内柵を設置)を使用し、後半4日間はCコース(Aコースから6m外に内柵を設置)使用。また、この秋開催は例年通り全面野芝で施行される。

 終日良馬場発表でも、中間の降雨の影響も懸念された初日だったが、その影響はあまり感じられなかった。開幕週らしいスピード勝負の決着の連続で、ラチ沿いをロスなく通った馬についても朝から終日活躍が続いた。特に、内回り(2000m・1800m)ではその傾向が顕著で、11R紫苑S(3歳OP・2000m)も、道中インの内目でじっくりと脚を溜めていた3番パララサルーが直線で一気伸び脚を見せ、勝ちタイム1分58秒4・上がり3F33秒5の高速決着を制して1着。2着も1番ブリッジクライムが好枠生かしてロスない立ち回り。3着フレイムコードは外目の枠でも2番手追走の馬。逆に、8枠で外目を回らされた組は人気でも凡走と、道中先行するか内目を通っていないと苦戦必至の馬場状態が発生していた。

 逆に、外回り(1200m・1600m)だと、基本的に内目有利に違いないものの、外枠でもスッと先行して内目を確保できる脚質の馬であれば、比較的好走出来ていた感じ。

 血統的面からは、中山にしてはかなり高速馬場という事もあって、サンデー系種牡馬が他を圧倒。芝全6勝中4勝・2着5回・3着2回と多数台頭している。とはいえ、コース形態に起伏の激しい中山コースという事で、ネオユニヴァースダイワメジャー、アドアイヤマックスなど、同系の中でも一定のパワーも兼備しているタイプがピッタリの馬場といった印象を受けた。

 明日も天気は持ちそうなので、内回りでは内枠、もしくは先行馬で極力コースなく運べるタイプ、外回りならあまり枠を意識せず前々で運ぶタイプのサンデー系を意識する形でいいだろう。

【中山ダート】
 中山ダートは雨の影響が残り終日稍重だったが、見た目は砂煙もかなり出ていた。時計は8R(500万・1800m)で1分53秒2。出走馬のレベルもかなり低かったと思われる3R(500万・1200m)で1分12秒0なら、中山コースにしては速くて軽い部類と考えたい。枠順の偏りは初日これと言って見られず、展開も先行・差しなどでの偏りも無かった。

 血統面は、ゴールドアリュールゼンノロブロイダイワメジャーといったダート無難にも走れるサンデー系と、アルカセットアポロキングダムキングマンボ系に代表されるミスプロ系、小回りコース巧者ロージズインメイ産駒で殆どのレースを占めた。

 初日のポイントとしては、上記の傾向に加えて一定の先行力と最後まで持たせる脚、差しタイプであれば近走しっかりとした上がりをマークしている事が好走の条件だったように思えた。

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