期待された成績ではありませんでしたが。武騎手の感想は。
<香港C>◇11日=シャティン◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走12頭
ラストランだったエイシンヒカリ(牡5、坂口)は10着。連覇は果たせなかった。
連覇を狙ったエイシンヒカリは直線で失速して10着に敗れた。レース前にパドックで暴れて放馬するアクシデント。幸い大事には至らなかったが、テンションは高めだった。それでも、急きょゲートボーイを付けての発走に対応し、逃げ態勢に持ち込んだ。
2角から後続を引き離し、4角では2番手に7、8馬身差。そのまま押し切るかに見えたが、直線半ばで脚色が鈍った。残り150メートルでモーリスにかわされると反撃の力はなかった。
武豊騎手は「イレ込みは日本よりましだった。かなりリードを広げているのは分かっていた。三振かホームランかの馬。彼らしいいちかばちかの競馬だったけど、最後は止まってしまった」と振り返った。同じく引退レースだったモーリスとの明暗は分かれたが、自分の競馬に徹した大逃げで魅力は十分に発揮。大敗とはいえ、すがすがしさすら感じるラストランだった。
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