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150万円のモーリス。サクセスストーリー

  • 2016年12月16日(金) 02時17分
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これこそ、相馬眼?
 前略

ついに現人神ならぬ"現馬神"となったモーリスだが、ここに至るまでは決して順風満帆ではない。1歳時のサマーセールで150万円の低額で落札され、ハードトレーニングを積まれて上場された2歳時のトレーニングセールでも1050万円という取引価格だった。無事にデビューにこぎつけたが、2、3歳時では重賞に出走するも、勝つことはおろか連対すらもできずに終わる。堀宣行調教師の後のコメントによれば、「トレーニングセールに出るための無理が残ったのか、背腰の疲れが抜けきらない」ため、堀厩舎に転厩してきてからはそのケアに重点が置かれるようになった。

 初GI タイトルとなる昨年の安田記念も、出走そのものが薄氷を踏むものだった。というのも、4月に行なわれたGIIIダービー卿チャレンジトロフィーを勝利した時点では、賞金順で安田記念への出走が確実ではなく、それを確実にするためにはもう一走して賞金を上積みする必要があったのだ。しかし、前述のようにケアが十分でなく、仮に出走権を得たとしても、それと引き換えに安田記念で十分なパフォーマンスが発揮できない可能性が高い。そこで陣営はコンディションを優先させる賭けに出た。幸いこの思惑が的中し、安田記念の勝利へとつながったのだ。

 その後も、勝ち鞍を順調に重ねてはいたが、やはり調整そのものは順調とはいい難かった。昨年のマイルチャンピオンシップも、安田記念からぶっつけ本番。続く香港マイルはその反動が出て、調教の時点で激しく発汗し、ギリギリまで軽めの調整に終始する。5歳初戦の香港のGIチャンピオンズマイルも、本来は3月のGIドバイターフからの始動する予定だった。

 中略

 それでもその後、狙いすました秋の2戦、天皇賞・秋と香港マイルは、完璧な状態でレースを迎えることができた。特に香港での状態は、過去2回の香港での調整過程を間近に見てきているだけに、見違えるほどのデキの良さであった。仮にエイシンヒカリが完璧に走ったとしても、このモーリスが相手では勝ち切るのは難しかったのではないか。

 いずれ南半球へもシャトル種牡馬として渡ることも計画されているようだ。モーリスがどんな「神の仔」を送り出すのか。今から楽しみである。
ネタ元のURL
http://news.livedoor.com/article/detail/12420786/

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