落馬による死亡記事ほど悲しいニュースはありませんが。
ご冥福を祈ります。
12月18日にゴア競馬場でレベッカ・ブラック(Rebecca Black)騎手(40歳)が落馬事故で亡くなったことをうけ、ニュージーランド競馬界は喪に服している。
第8競走(2000m)でブラック騎手の騎乗馬ポイントプルーヴン(Point Proven)は700m地点の近くで転倒した。テリー・モーズリー(Terry Moseley)騎手も巻き込まれて落馬したものの重傷を免れたが、騎乗馬ミスキャトルクリーク(Misscattlecreek)は予後不良となった。
競馬場に駆けつけた警察はブラック騎手の死亡を確認し、検死官への報告書を作成した。一方で、裁決委員たちは開始した調査を一旦休止して、その日の残りのレースを中止とした。
ブラック騎手の元夫ケルヴィン・タイラー(Kelvin Tyler)氏はニュージーランド・ヘラルド紙に対し、同騎手の3人の子どものうち2人が観戦していて、落馬とその後起こったことを見ていたと述べた。そして「彼らは衝撃を受け、ひどく落ち込んでいます」と語った。
タイラー氏は、ブラック騎手の競馬への情熱についてこう付言した。「彼女は根っからの馬好きで、それが彼女のすべてであり、最も得意としていることでした」。
亡くなったブラック騎手に哀悼の意を表する言葉はSNSに溢れた。2014年4月にシンガポールで騎乗していた双子の兄弟ネイサン(Nathan 当時23歳)を病気で亡くした豪州のリーディングジョッキー、トミー・ベリー騎手は、こうツイートした。「競馬界にまた悲しい日が訪れました。私たちはまた一つの美しい魂を失いました」。
有力な厩舎であるティアカウレーシング(Te Akau Racing)は、ツイッターでこう述べた。「レベッカ・ブラック騎手が亡くなったことは心が引き裂かれるようなニュースです。ご遺族、ご友人にお悔やみを申し上げます。ひどく悲しいニュースです。私たちの勇敢な騎手たちは毎日危険にさらされています」。
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- http://www.jairs.jp/contents/newsprot/2016/51/3.html