4日、札幌競馬場で行われた
エルムS(G3・ダート1700m)は、藤田伸二騎手騎乗の6番人気
パーソナルラッシュ(牡3、栗東・山内研二厩舎)が、道中3番手追走から4角で先頭に立つとそのまま押し切り快勝した。勝ちタイムは1分43秒2(良)。圧倒的1番人気(120円)に支持された、現在6連勝中の
ウインデュエルは、道中内目の4、5番手を追走するも、3角で馬群を捌き切れず追い出しが遅れ、勝ち馬から1.1/4馬身差の2着に敗れた。2番人気
タイムパラドックスは、後方追走から直線だけで追い込むも3着に敗れた。
勝った
パーソナルラッシュは、
父ワイルドラッシュ、
母Personally(
その父Alydar)という血統。重賞初挑戦となった前走の
ユニコーンS(G3)は3着。今回はそれ以来3ヶ月ぶりのレースで、重賞初制覇を飾った。3歳馬による同レース制覇は史上初となる。通算成績8戦4勝。また、現4歳世代が初年度産駒となる
ワイルドラッシュ産駒は、同馬の勝利で日本の重賞初制覇となった。鞍上の藤田伸二騎手は、
マイネルブルックで制した
きさらぎ賞(G3)に続き、今年重賞4勝目。通算では61勝目。管理する山内研二調教師は、
チアズブライトリー(牡6)で制した
七夕賞(G3)に続き、今年重賞3勝目。通算では37勝目。藤田伸二騎手、山内研二調教師ともに、同レース初制覇。