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米国で勝つためにダートレースの拡充を!

  • 2017年01月01日(日) 20時02分
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元JRA1000勝調教師の持論にはうなずくしかないです。

 2016年の競馬界は菜七子フィーバーに始まり、海外での日本馬の活躍、海外競馬の馬券発売と話題に富んだ一年だった。2017年、競馬がさらに発展するためには、どのようなことが必要だろうか。「私の提言」と題し、松山康久元調教師が持論を展開した。

 今年は有馬記念が競馬史上に残る名勝負となりましたが、海外での日本馬の活躍が目覚ましかったです。なかでも注目はラニの米3冠への挑戦。健闘しましたし、感動ものでした。馬とチームの勇気に称賛を惜しみません。ダート最強王国の壁は高く厚いものではありましたが、道筋と希望を与えてくれたのも確かです。

 圧倒的にダートレースの多い米国は、歴史的にダート馬の生産に特化してきました。底辺が広いし、奥も深いんです。一方、日本ではダートの編成率は高くなって、格付けの整備も行われていますが、JRAではダートのG1が2つ、G2は1つしか行われていません。2歳馬のG1は地方競馬にあるだけで、JRAにはありません。G2でもG3でも新設、拡充する必要があるのではないでしょうか。

 これまでにもケンタッキーダービーなどを勝った名馬が日本へ導入されても、日の目を見ずに米国へ戻って、大活躍したという例があります。ダート路線を一層、整備することで、国内の生産体制が整い、活性化することでしょう。そうすることによって、“車の両輪”の機能を果たすことになるのです。生産者の需要が圧倒的に増えて、底辺も広がるはずです。

 これまでは華やかさのあるターフ(芝)が注目されていましたが、ダート競馬にもスポットライトをあてて、新しいステージに踏み出すのはどうでしょうか。何年かあとにはJRAだけでなく、地方競馬を含めて、世界に通用するような優秀なダートホースの出現が期待できると思います。(元JRA1000勝調教師)
ネタ元のURL
http://www.hochi.co.jp/horserace/20161230-OHT1T50200.html

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