netkeiba.comの現地特派員としてオルフェーヴルの密着レポートを担当した沢田康文氏が、欧州競馬メディアの記者6名に独占取材を敢行。凱旋門賞のガチ予想入手に成功しました！

　日本から出走のオルフェーヴルが不利と言われる大外18番枠に入った一方で、鞍上にランフランコ・デットーリ騎手を迎えた英2冠馬キャメロットが5番枠、前哨戦のニエル賞を制した今年の仏ダービー馬サオノワが2番枠と、明暗が分かれた枠順抽選会を受けて、現地記者はどのような見解を披露したのか、注目の予想をを大公開します！

　なお、ブックメーカー各社のオッズを見ると、枠順確定後はキャメロットの人気が上昇しており、ウィリアムヒル社はキャメロット3.75倍、オルフェーヴル4.5倍のオッズをつけている。(取材・写真：沢田康文)

■Liz Price (ParisTurf英国通信員)
◎14.マスターストローク
○16.サオノワ
▲13.キャメロット
△06.オルフェーヴル
△08.シャレータ
凱旋門賞の勝ち方を知り尽くしているA・ファーブル調教師の3歳馬に期待します。相手も斤量有利な3歳馬で予想を組み立てました。オルフェーヴルは最終追い切りを見ましたが、調子はとても良さそうですね。

■Christopher Galmiche (Jour de Galop記者)
◎16.サオノワ
○06.オルフェーヴル
▲17.イエローアンドグリーン
△08.シャレータ
△01.シームーン
末脚秘めるニエル賞馬サオノワが最有力です。オルフェーヴルも叩いて上昇しているとのことで、2頭の争いと見ます。穴にはヴェルメイユ賞で最後方から4着まで追い上げたイエローアンドグリーンを推します。

■Isabel Mathew (Turfcom記者)
◎18.グレートヘヴンズ
○13.キャメロット
▲16.サオノワ
△17.イエローアンドグリーン
△06.オルフェーヴル
今年も3歳牝馬！ということでグレートヘヴンズに本命を打ちます。オルフェーヴルはこの枠を克服して勝利することができれば、真のスーパースターだと思います。

■Halim Bouakkaz (ParisTurfスミヨン番記者)
◎06.オルフェーヴル
○08.シャレータ
▲03.ミアンドル
△13.キャメロット
△01.シームーン
クリストフは今年の凱旋門賞にずっと自信をもっていました。18番枠は不利ですが、彼なら上手にエスコートできるはずです。ヴェルメイユ賞を圧勝したシャレータが最大のライバルと見ます。

■Alain Carlus (Aux Courses記者)
◎13.キャメロット
○08.シャレータ
▲06.オルフェーヴル
△16.サオノワ
△01.シームーン
英国ダービーのパフォーマンスが素晴らしかったキャメロットが中心。前走休み明けで直線も不利もあり、まともに走ればこの馬が抜けていると予想します。

■Scott Burton (Racing Postフランス通信員)
◎16.サオノワ
○12.ケザンプール
▲06.オルフェーヴル
△03.ミアンドル
△17.イエローアンドグリーン
ニエル賞組を中心視。サオノワはもちろん、ケザンプールの巻き返しに警戒します。仏ダービーでは1番人気に推されたほどの実力馬で、展開が向けば一発があって不思議ありません。