東京11Rの第63回
毎日王冠(GII、3歳上、芝1800m)は1番人気
カレンブラックヒル(
秋山真一郎騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分45秒0(良)。クビ差2着に12番人気
ジャスタウェイ、さらにクビ差で3着に9番人気
タッチミーノットが入った。
カレンブラックヒルは栗東・
平田修厩舎の3歳牡馬で、
父ダイワメジャー、
母チャールストンハーバー(母の
父Grindstone)。通算成績は5戦5勝となった。
〜レース後のコメント〜
1着
カレンブラックヒル(秋山騎手)
「イメージしていた通りの競馬でした。3コーナーまではスムースに行って、そこから少し反応が鈍かったのですが、何とか最後まで頑張ってくれました。直線で
ゴーサインを出した時は前の馬は交わせると思っていたので、あとは後ろからの馬がどうかというところでした。春の時と比べて馬体はそんなに変わりはないのですが、精神面で落ち着きが出て大人になりました。次はGIになると思いますが、この馬の力を信じて全能力を出せるように乗りたいと思います」
(
平田修調教師)
「これまでより1ハロンの距離延長は大丈夫とは思っていましたが、やはり大丈夫でした。安心しました。これで天皇賞にもメドが立ちました。ダービー出走も考えたんですが、自重して正確でした。今日は
グランプリボスに絡まれる形でも我慢しましたし、スパッと切れる脚は使えませんが、長くいい脚を使う馬です。さらに1ハロン距離が延びても大丈夫でしょう」
2着
ジャスタウェイ(
須貝尚介調教師)
「馬体重が増えていたのは成長分。どれだけ成長しているか楽しみにしていましたが、このメンバー相手に結果が出たのは収穫です。今日は馬を褒めてあげたいですね。次のレースはこの後の状態を見て考えます」
3着
タッチミーノット(横山典騎手)
「この馬の一番いい時の状態を知っているのですが、その状態に比べたら物足りなかったです。しかし、それでもこれだけ走るのですから、今日のところはこれで十分でしょう」
(柴崎勇調教師)
「ここまで頑張るんだから何でGIIIが勝てないのか不思議ですね。次は賞金的に微妙ですが、天皇賞を視野に入れています」
5着
ダノンシャーク(浜中騎手)
「道中ロスなくスムースな競馬が出来ました。勝ち馬と一旦並んだのですが、向こうはそこからまた伸びて行きました。条件が合えば大きいところでもやれる馬だと思います」
7着
ストロングリターン(福永騎手)
「馬の雰囲気は良く、落ち着いていて、ゲートもうまく出ました。掛かることもなく直線に向きましたが、伸び切れませんでした」
11着
トーセンレーヴ(ピンナ騎手)
「調教に乗って、仕上がりはいいと思っていました。多少テンションは高かったのですが、許容範囲だったと思います。しかし、追い出してから伸びあぐねました。久々やGIレベルのメンバーとの対戦など、色々敗因は考えられると思いますが、次の巻き返しに期待したいと思います」
16着
フェデラリスト(
田中剛調教師)
「スタートで躓いてしまいましたね。それにしても負けすぎです。何故だか分かりません。次のレースのことは厩舎に戻った状態を見て考えることになると思います」
提供:ラジオNIKKEI