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オルフェとの叩き合い制し、ジェンティルドンナが最強の座に/JC

  • 2012年11月25日(日) 16時47分
 25日、東京競馬場で国内のスターホース勢揃い、さらに凱旋門賞馬も交えてこの秋最大の大一番・ジャパンC(3歳上・GI・芝2400m)が行われ、8枠15番から積極的に道中2〜3番手の位置取りで運んだ岩田康誠騎手騎乗の3番人気ジェンティルドンナ(牝3、栗東・石坂正厩舎)が最内突いて直線向くと、4コーナーで外から早々に2番手の圏内に浮上してきた1番人気オルフェーヴル(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)と直線半ばからゴールまで続く長く激しい2頭の一騎打ちの様相に。

 最後の最後まで両馬の痺れる叩き合いが続き、結局決勝線でのクビの上げ下げを制したジェンティルドンナオルフェーヴルをハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分23秒1(良)。

 さらに2.1/2馬身差と離れた3着に、中団から追い込んだ2番人気ルーラーシップ(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。差のないアタマ差4着に、連れて追い込んだ6番人気ダークシャドウ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)。5着は4番人気フェノーメノ(牡3、美浦・戸田博文厩舎)の順で確定。

 なお、5番人気エイシンフラッシュ(牡5、栗東・藤原英昭厩舎)は9着、凱旋門賞馬で7番人気ソレミア(牝4、仏・C.ラフォンパリアス厩舎)は13着に敗れている。

 勝ったジェンティルドンナは、父ディープインパクト母ドナブリーニ、母父Bertoliniという血統。

 これでG1勝利は4月の桜花賞、5月のオークス、ハナ差抑えて牝馬三冠を獲得した10月の秋華賞に続いて4度目。今度は各世代最高峰のメンバーが集った世紀の一戦を見事に制覇。底知れぬ強さを証明し、現役最強クラスの力をまざまざと見せつけての重賞6勝目。通算では7勝目となった。

 なおレース確定後、鞍上の岩田康誠騎手は最後の直線コースにおいて、「外側に斜行した際の進路の取り方が強引なもの」であったたと認められたため、着順の変更はなしの上で12月1日から2日まで2日間の騎乗停止処分がなされている。

【勝ち馬プロフィール】
ジェンティルドンナ(牝3)
騎手:岩田康誠
厩舎:栗東・石坂正
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ
母父:Bertolini
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム
通算成績:9戦7勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:12年桜花賞(GI)・オークス(GI)・秋華賞(GI)

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