目下の充実ぶりはひときわ目を引く。3歳馬
ジャスタウェイは今秋、
毎日王冠、
天皇賞・秋に参戦。古馬の王道といえる路線を歩み、
毎日王冠は同期の
カレンブラックヒルに続く2着。世代のレベルの高さを証明した。
天皇賞・秋は6着だったが、着差は0秒5差。強豪との争いを経験して榎本助手はまた一歩、成長した姿を感じ取る。「気持ちひとつで距離はこなせると思っていたが、頑張ってくれました。前走はゲートを出して行った。行きっぷりが良かった分、最後は甘くなったが、春と違ってばったり止まりませんでした」。真っ正面から勝ちにいっての結果だけに一線級で戦える自信を得た。
GIIIでは主役の座を譲れない。「中間は2週間くらい放牧に出したが、いい状態で帰ってきた。先週に
M.デムーロが乗ってからは気持ちも乗ってきました」と臨戦態勢は整う。榎本助手のもう一頭の担当馬
コレクターアイテムが、翌日の阪神JFに挑む。「2頭はともに手がかからない。順調なので楽しみの方が大きい。まずは土曜日ですね」。
ジャスタウェイの大和屋暁オーナーも、抽選組ながら
オツウをスタンバイさせている。“先輩”が最高の形で“後輩”にバトンをつなぐ。
提供:デイリースポーツ